ピンポーン―・・ 玄関のインターホンが鳴る。 俺は動く気になれず、応えることもしない。 しばらくして誰かが家の中に入ってきた。 俺の前に気配を感じ、バッと顔を上げる。 目の前には、まだ中学3年の朱理がいた。