「お前はでかすぎんだよ、怜奈。」

「えぇ~!? 勇士がちっちゃいだけよぉ、ねぇ、蘭っ♪」

「えっ、でも勇チャン確かにちっちゃいよね…。」


って盛り上がってる3人。

あの、あたしはどうすれば…???


「そういえば、今日はどうしたの?? Miki☆まで連れて…。」


蘭サンがそう言った。


「え…あぁ、ばあちゃんに話があってな。」

「ふぅう~ん、いっちょまえになっちゃってぇ!!」


バシバシと勇士を叩く怜奈サン。


「いて、痛ぇよ怜奈ッ!」

「やぁ~、勇士がっ勇士が男気取ってる~♪」


…すごく、孤独なんですけど。


「あの…。」

「!」


声をかけて来たのは蘭サン。


「こんな所じゃなんですし、上がってください。」


そう言って微笑む蘭サン。

…可愛い。


「あ、ありがとうございます…。」


蘭サンは、あたしよりも少し高い背、キレイな黒髪、絶対憎めない二重の垂れ目。
めっちゃ可愛いと思うよ、うん。

だけど、お姉さんって感じじゃなくて、
妹って感じのほんわかした感じ。


逆に、怜奈サンは姐さんッ!! って感じ。
高ーい背に、キレイな金に近い髪。バッチリ二重で、切れ長。
こういうのを猫目って言うんだろうなぁ。