勇士…。


勇士の方を見ると、そっぽを向いてた。
…拗ねてんのかな☆


「僕朝帰りがいいなぁ~!!!」


何をふざけた事を!?

皆に助けを求めると”もう勝手にしてくれ”って顔してるし。


なんでそんなに!?


「ホテルとっちゃおっかなぁ♪」


コイツ~~~!!!


「どうでもいいけど、もう帰ろうか?」


って史也。

どうでもいいのッ!? あたしの危機だってのに!!


「おぉ~。」

「疲れた。」


って…皆、なんでそんなヤル気無いの!?


「んん~…。」


思わず唸り声が出る。


「美希ぃ~、行こぉ!!」


っていつの間にか遠くにいる櫂。


「あ、うん!」


砂浜に辿り着くには、また海を泳いで渡らなくちゃいけない。


「千秋も行こっ!!」


ボーッとしてる千秋に声をかけた。


「あぁ、うん。」

「どうかした?」

「…裕介…いや、なんでもない。」


裕介ぇ?


2人して海に入ると、砂浜まで泳いだ。