「イチャつくなっつの…。」


溜息を吐く櫂。


「えへへ…。」


だって、普段はあんなんな勇士がこんなこと言うんだもん。


「ま、それは」


あたしはなぜか裕介によって勇士から引き離された。


「今だけってことで?」

「っ…。」


裕介のドアップ。


「部屋も別々になってもらうから!!」


なぬ!!?!?


どんだけあたしらを離したいの!?



ヤダよ~~~~!!!!!!


「今日がラストだな。」


と裕介。


「…裕介のバカ。」


もう、嫌いになりそう…。


なんであたしの幸せを邪魔するのさ…。


「はぁ。」


あたしは溜息を吐きながら部屋に行った。


「美希。」


あたしを追ってきた勇士。


「勇士ぃ…。」

「アイツら、まぁ…自分たちがあんなんだから疎んでるだけだろ。」

「うん。」


寂しいよ…。

ベッドが広くなっちゃう。