-翌朝


目覚めると、あたしの目の前には…何かがドアップ。


…何?

壁…じゃないよな。

温かいし。


…ん?


あたしは上を見上げた。


「…。」


勇士じゃんッ…!!

えっ何?!
あたし、抱き締められながら寝てたわけ!?

…恥ずい…。


「ん…。」


あたしの体は強張る。


「おはよ、美希。」

「お、おはよ…。」


頼むから離してくれっ!!!


「今何時?」

「し、7時…。」

「マジ? 起きるか。」


と言って起き上る勇士。

あ、もちろんあたしを離してね?


寝ぐせの付いた勇士の髪。

…可愛い…。


「?」

「別に~☆」


…そうだ。


「勇士。」

「ん?」

「着替えるから出てって?」

「おぉ。」


…同じ部屋ってめんどい!!!