「それもそうか。」


あたしは勇士と櫂にメールを送った。

内容は夕飯食べた? なんてありえないくらい短いもの。


「俺の飯。」

「待って! あとの2人が食べてないなら3人分一気に作った方が楽だし!」

「…あい。」


そして数分後、2人共まだと言う返事が来た。

3人分…。

時間も時間だし…アイドルだし…低カロリーの方がいい…よね?


って事で低カロリーのもん作っといた。


裕介の感想は旨いだったし…多分大丈夫。


「…おやすみ。」


ただ今午後11時45分。

ちょっとキツイ…。


眠すぎる。


って事で、まだ帰って来て無い勇士と櫂には悪いけど、
先に寝る事にした。


あたしは部屋に入って布団に寝っ転がる。


前と大きく変わった気のする部屋。

少しばかりか大きくなったベッド。


「結構寂しいかも…。」


あたしは大きく首を横に振った。


ダメダメ!!

こんなの、あたしらしくない!!!

寂しいのなんて今までもたくさんあったじゃん!

我慢我慢…。


ベッドが広い分、寂しさも増した。

勇士…。



あたしはそのまま眠りに着いた。


夢の中では、5人がいて…あたしがいて。
幸せな夢を見たんだ……――。