俺は急いで病院へ向かった。


タクシーに飛び乗って、病院へ急ぐ。

なりふり何か構ってられなくて、俺は相当取り乱してただろう。


「勇士!!」

「史也…。」


病院に着いてタクシーを降りると、入口に史也が立っていた。


「早く来い、こっちだ。」

「ああ…サンキュ。」


美希も一応は芸能人だから、個室のようだ。


「ここだ。」


『3307』


「…なんだよ、この部屋の番号…。」


俺は不謹慎ながらも思わず笑ってしまった。


「…なんとなく運命感じるよな。」

「って、そうじゃねぇっ…。」


思わず、そっちに浸りそうになった。


「あ。」


史也もヤベって顔をしてる。

でも、史也がこれだけ落ち着いてるってことは、きっと大丈夫なんだろう。


けど、顔を見なきゃ安心できねぇっ…!!


-ガラッ


「美希っ…!!」


病室に入ると


「…は??」


ものすごい人数がいた。

美希の両親に、MILDのメンバー4人、と社長・副社長…愛莉にあすかに沙奈と美桜、それから元哉に香奈…。

もはやオールスターが揃ってた。


「勇士っ!!」

「お前ラストだぞ!!」


なんて声がかかった。