♪勇士 side♪
久々の東京は、相変わらずの賑やかさだ。
だけど…今日はいつもとどこか違った。
『夕方のニュースです。』
駅前のビルの大画面に、ニュースが映し出される。
『人気アイドルグループ・MILDの専属ダンサーであり、元メンバーの勇士サンと婚約していた美希サンが今日午後、○×通りで、トラックと接触。』
…は??
俺は、目の前の事態に付いて行けなかった。
『すぐに病院に搬送されましたが、意識不明の重体との事です。』
んだよ、意識不明の重体…??
俺は気付けば、電話をかけていた。
美希…頼むから出てくれ…。
『ツーッ、ツーッ、ツーッ…』
ダメだ…。
もしかしたら登録されてない番号は受け付けないようになってるのかもしれない…。
次に電話をかけたのは、裕介。
『もしもし。』
「裕介…!」
『勇士…お前、今どこだ??』
「駅前だ…ちょうど今戻って来た。」
『そうか…。』
「美希は!?」
『ニュース、見たか??』
「あぁ。」
じゃなかったら電話しねーよ…。
『ニュース通りだ。
今、△×病院にいるから…お前も来い。』
「分かった、すぐ行く。」
生きてることが確認できた…。
それだけでも、少しは満足だ。
せっかく帰ってこれたのに…。
久々の東京は、相変わらずの賑やかさだ。
だけど…今日はいつもとどこか違った。
『夕方のニュースです。』
駅前のビルの大画面に、ニュースが映し出される。
『人気アイドルグループ・MILDの専属ダンサーであり、元メンバーの勇士サンと婚約していた美希サンが今日午後、○×通りで、トラックと接触。』
…は??
俺は、目の前の事態に付いて行けなかった。
『すぐに病院に搬送されましたが、意識不明の重体との事です。』
んだよ、意識不明の重体…??
俺は気付けば、電話をかけていた。
美希…頼むから出てくれ…。
『ツーッ、ツーッ、ツーッ…』
ダメだ…。
もしかしたら登録されてない番号は受け付けないようになってるのかもしれない…。
次に電話をかけたのは、裕介。
『もしもし。』
「裕介…!」
『勇士…お前、今どこだ??』
「駅前だ…ちょうど今戻って来た。」
『そうか…。』
「美希は!?」
『ニュース、見たか??』
「あぁ。」
じゃなかったら電話しねーよ…。
『ニュース通りだ。
今、△×病院にいるから…お前も来い。』
「分かった、すぐ行く。」
生きてることが確認できた…。
それだけでも、少しは満足だ。
せっかく帰ってこれたのに…。