それからしばらくは、二人でテレビを見ながらくつろいでた
そろそろ寝るか……
「おい。俺寝るぞ?」
「マジで?じゃぁ俺も寝る~」
テレビと電気を消し純平と一緒に寝室に入って、俺はベットにそそくさと入った。
「……俺は?」
「そこら辺で寝ろ、ホレ。毛布と枕。」
「ひどっ!!一緒に寝ようぜ~!?」
「オヤスミ」
「…………おい」
「………………」
ホントは起きてたけど。あえて無視した、
すると純平は諦めたのか、ゴロンッと床に根っころがる音が聞こえた。
……俺は神様なんだ
人間に至福の時をとられてたまるかよ……
しばらく二人とも黙っていて、時計の音が響く。
でも、途中で純平が声を発した。
「……俺さ、」
「………………」
「何もかも。諦めてきたんだ……今までやってきた事。全て…」
「………………」
純平は独り言の様に俺に話し掛ける。