この神上幸助には。そんな考え思い付かない……
怖くて。辛いから……周りなんか関係無しに好きな奴を奪ってしまうだろう……
「はいは~い!俺っちあがったよ~」
茹でたての純平が風呂から出てきた
やっぱカッコイイ奴……
「ん。じゃぁ俺入ってくっから。適当に作って食っとけ」
「あいよ~」
――――ガラガラ
風呂場に入り。シャワーを浴びた。
…………水は大好きだ
コップとおんなじ様にキラキラしてるから……
……ま。だから俺は『光』を人間の情報源にしたんだけどね
光が無かったら。人間って何にも見えない訳でしょ?
大好きなキラキラを。それくらい大切にしてほしいから。俺は光を作ったんだ
「…………あ」
もしかして……同じなのか??
純平が、佳奈を譲ってるのは…………
俺は…………人間が持っていたほうが必要となる。
って考えて。『光』を人に渡したんだ
…………確かに大好きだけど…。
だからこそ。
……人間には、もっともっと大切にして欲しい…………
いや。
もっともっと、大切にしてくれるハズだ。