「ち、千佐登?私の性格知ってるよね・・・。上がっちゃって無理・・・」
「へ?あー、そだったっけ?でも、私がフォローするし!大丈夫だよ安心して」

みんなで彼氏作って幸せになろー?

と、千佐登はとびっきりの笑顔を見せた。
その笑顔が私は好きだった。
千佐登を見ていると、とても心が落ち着く。


「沙弥は可愛いカラ、わんさか男やってくるんじゃないぃ?」

にひひっ、と悪魔みたいな笑い方をしてこの話はここまでになった。


どんな人がいるのかな?
もし、この上がり症が無くなれば、どんなに楽しいんだろう・・・・。



その後、帰りの学活で先生から『明日は交流会があります、くれぐれも迷惑のない・・・』

と、話していた。



私も・・・・恋が出来るのかな・・・?
明日への不安と期待が私の中でぶつかり合っていた。