逆に千佐登は頭がかなりイイ人で・・・。


勉強を教えてもらうときはいつも
『先輩!』と呼びたくなるほど・・・。



「あんれ?沙弥、勉強は?しないのけ?」

「う・・・・・千佐登ーー・・勉強教えてください・・・」


千佐登はニッと笑うと

「あはは!!ごめんごめん、私最近スランプでさ!勉強教えるの大変になっちゃって」


嘘でしょ・・・


まあ確かに・・・そんな時あると思うけど!

「嘘だぁー千佐登・・・いつも小テスト満点じゃんー」
「それは、かなり勉強してっからさ!・・・・・・あ」


・・・?

「そーだよ!圭斗先輩や、聖夜先輩に勉強教えてもらえばいいんだよー!」
「えっ!?」


なんで!!
どうしてそっちに話が向くんですか千佐登さん!!?


「待って・・・先輩達だって、高校生だよ?私達と一緒で勉強しなきゃ・・・・」

「えー・・・・そんなの聞いてみないとわかんないじゃん?聞いてみようよ」


・・・・千佐登も千佐登なりに考えてるのかな
私に好きな人が出来ないこと・・・。



たしかに嬉しいけど・・・。


圭斗さんや、聖夜さんだってもう彼女ぐらい普通にいるでしょ?




「よし!じゃあ、さっそく・・・放課後聞いてみるよ!!」
「え?・・・えー・・・・?!」