「まーじーでー!?」

「まじです…」

「キャーーーーーー」

教室で叫ぶ真理子。

「…ま、真理子…うるさい…」

「ごめん!だけど、ホントに嬉しいんだもん!!」

「ありがと〜〜」

「…あのことは、言ったの?」

「………」

首を横に小さく振った。

「…肝心のあいつがいないじゃない!どこ行ったのよーー」

「あ、壱輝なら寝坊したから遅刻か休むって」

そう。真理子は、私の恋の成功を興奮ぎみに喜んでくれた。