やっと伝えられたよ…


肝心の壱輝、なんか呆然としてるんだけど…

どうしよう…


「まじで?」

「ま…じで」

「俺の女になって?」

「うんっ」

腕を優しく引っ張られた。気付くともう、暖かく愛しい壱輝の胸の中にいた。

ぎゅーって抱き締められて、心臓がドキドキしてるよ…


壱輝は、私の耳元で本当に優しく囁いた。

「ずっと大事にするから」

私と壱輝は、結ばれた。
1つの秘密を隠して。 

なんだかくすぐったいよ。まだキスもなにもしてないけど。

“彼女”って響きくすぐったいよ。