「お姉ちゃん、もう学校行けるの?てか、元気になったの?」


美羽は、目を輝かせて私に聞く。


「もう元気っ♪」

「じゃあさー、髪の毛やって~~~」

結局それかい…


「どんなにすんの?」

「おまかせ♪」

「文句言わないでよ~?」


そう言って美羽の頭の上に形がいいおだんごを作った。

「なにこれっ!?」

「さっき、文句言うなって言ったじゃん…」

「ちょーかわいいんですけどっ!!!!」

そっちかいっ!!!!!!


「それじゃ、私行くから…」

「いってらっさ~い♪」

すっかりご機嫌の美羽より先に家を出た。