「…めてっ…いやっ!!!」
あたしは、叔父さんの手を払いのけた。
ドサッ…
急に目の前が反転して、あたしは無理矢理ベッドに押し倒されていた。
「…やっ…!
いやっ!!!…離してえっ…!!」
「今まで育ててやったんだ。
お礼くらいもらっても良いんじゃないのか?」
「――――――っ…!」
あたしはその間中、ただただ唇を噛みしめて涙を流していた。
「また明日来るからな…」
バタンとドアが閉まり、あたしはギュッとベッドのシーツを握りしめた。
「…っうわあぁぁ…!!
わあぁぁぁん……」
もう、嫌だ。
誰か…誰か助けて。
「…助けて…竜…」