《 竜へ 》
竜に手紙を書くのは…きっとこれで最後になります。
始めに、この手紙を見つけてくれてありがとう。
だけど竜がこの手紙を読む時は、あたしはきっとこの世にいないよね。
『寂しい』って、『悲しい』って…竜は思ってくれているかな?
だったら少し嬉しいかも。
……なんて、冗談だよ。
ねえ竜、あたしがいなくなっても落ち込まないで?
あたしの事は、もう忘れていいから。
もう一つの手紙にも書いたけど、あたしよりももっといい人を見付けて下さい。
あたしのせいで、竜の人生を無駄にしたくないよ……
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…