「俺は、やっぱり響がいないと無理みたいだよ…
響がいない世界でなんて…笑えない。


なあ響、死んだなんて嘘なんだろ…?

早く…早く隣に来てくれよ…!!帰って来てくれよ…!!





俺…響じゃないとダメなんだよ……
響がいないと、ダメなんだよ…っ!」




目を閉じれば、今でも鮮明に思い出す。

最後に見た響の笑顔と、


【ありがとう】
【あいしてる】の言葉。




「何で…何で響なんだよ?


なあ、神様はなんで…どうして響を選んだんだよ?
どうして…俺と響を引き離したんだよ?



教えてくれよ……」




また、涙が溢れて俺の頬を伝った。