ねえ、響?
君はこの1ヶ月、何を思って俺と一緒にいてくれたの?
自分が病気だと分かってて…
それでも俺の隣で笑ってくれてたの…?
俺は何で気付いてやれなかったんだろう。
俺が忙しかったから?
響とゆっくり会う時間がなかったから?
………違う。
俺は自惚れてたんだ。
響の事は、俺が一番良く知ってるって。
響はずっと、俺の側にいてくれるって。
そんな変わる事のない未来を。
……甘えすぎてたんだ。
響の、強さに。
響の、優しさに。
ごめん。
ごめんな、響。
こんな俺で…ごめんな?
君は一体、どんな気持ちで笑ってたの…?
君は…どうしてそんなに強いの?