気付いた時にはもう遅くて…
君はもう、俺の隣にはいなかった。


今、俺は後悔でいっぱいなんだ。

もし、君がまだ隣にいてくれたなら。
――まだ、生きていてくれたなら。



俺は何だって出来るのに。


響に、もどって来て欲しい。
また隣で、俺の名前を呼んで欲しい。
あの笑顔を、俺に見せて欲しい。



そんな無意味な事を考えてしまうほど…
響は、俺の中でたった1つの大切な存在だったんだ―――…



もしもあの日、君に出逢っていなければ…今、どんな時間を過ごしていたのかな?

きっと、こんなにも辛くて悲しい想いなんてする事はなかったと思う。


だけど君に逢えなければ、こんなにも大切な、“優しさ”や“強さ”なんて…知る事が出来なかったと思うんだ。


だから、どんなに君が遠くにいても…

この空がつながっている限り、俺は君を忘れないよ。