あの後、私はどうしたのだろうか?

そしてどうやってこの教室まで来たのか。

まったく記憶がない。

「転校……紹介……れ。」

先生がなんか言ってる。

私は今それどころじゃないっていうのに。

ま、私には関係ない。それよりもあの男子生徒。一体…。

そんなことを考えていたら、さっきまでの恥ずかしい出来事が、よみがえってきて顔が熱くなった…気がする。

「俺と遊ぼうよ。」

や、やめろ~~~~~!!!

「冴木……す。よろ……お……す。」

声がらすると男子か。冴木だっけ?ちょっと変わった苗字だな。

ってそれよりも!!話をそらしちゃだめジャン↓

「冴木…だな。雪村…隣……」

へぇ…、冴木ってやつ、私の隣なんだ。

私の隣、隣、隣…。って、え!?わ、私のと、隣!?

がばっと顔を上げると、そこには先生と、今1番気になっている、アイツがいた。

「え!お前、さっきの!!なんで私のクラス!?つーか、なんで私の…」

『何で私の隣なんですか!?』って聞こうとしたら先生が遮った。

「おっ、雪村。何打お前知り合いだったのか~。だったら話が早い。冴木の面倒頼むぞ。」

えぇ~~~~~!!!先生ソレはないで…

「わぁ、先生お気遣いありがとうございます。雪村さん。改めてよろしく。僕、この学校来たばかりだから、いろいろ迷惑かけちゃうかもしれないけど、ごめんね?」

ゆ、雪村さん~~~!?僕ぅ~~~!?ごめんね~~~!?

こいつ、猫かぶってやがる。

「誰が!先生、私にそんな暇「じゃぁ、決まりだな!冴木席ついて。」

って無視かい!?

そして冴木は席に着き、こんなメモを回してきた。

『オレの正体バラしたら、さっき以上のことが起こるぜ☆』

な、脅迫!?でも、さっきみたいなことはもうゴメンだ。仕方ないからいうことを聞くことにした。