「 光輝? どうしたの?」
「 俺さぁ千夏が何を抱えてるかあのあと考えた。
けど…やっぱわかんねぇ。だから教えてほしい」
ドクン……………
ドクン……………
ドクン……………
「 ごめん…言えないやぁ」
「 軽蔑とかしねから!!」
「 しつこいよ光輝! 光輝はどうして私の事が気になるッ!! 」
「 千夏が好きだからだよ」
ビクッ
私のカラダが震えた。
「 俺……………半年前、千夏の歌をきいたんだ。 そんとき、俺すごく落ち込んでた。 そんな冷めた俺に千夏のあったかくて透き通った声がすくってくれた」