しばらくペラペラと捲って
あるページでとまった、


「通勤レース?」


「あっ、それ私が書いたんだよぉ!…ぁでも、一年生の頃のだからなぁ…」


「そうね。少し変でも笑わないでいてあげてね?」

悪戯な笑顔を魅せる純麗だが
その横で「ぶぅー」
と不貞腐れる佐奈をみて
一年生二人は少し戸惑う


「そ、そんな…」


そしてまた、冊子に視線を向ける