――タッタッタッ

廊下から騒がしいリズムで上履きが叩きつけられる音が響く


―タッタッタッ 
キキィッッ―――


車の急ブレーキのような



「「「………」」」



「たっ、、たいへーんっ!」

ツインテールをこれでもかってほど揺らしながら勢いよくドアを開け
事件を知らせた人物を三人はやや、冷たい目でみる。


「ユッコの大変はさぁ」

「……毎回毎回」

「大変じゃないのよねぇ」


三人、上手く台詞分けをしながら「大変」に対する批判をする。


「むぅー、、、、」

すっかり膨れっ面になってしまった有子