「じゃあさ、吹奏楽部入らない?」

「え…?」

「それより、野球部のマネやってよ!」

「祐太、野球部のマネもういるじゃん!」

「けど~奈緒にしてほしいんだもん!」

「あははッ」

子供みたいな祐ちゃんを久しぶりにみて笑いが止まらなかった

「奈緒!何笑ってんだよ」

「なんでもないよッ」

「仲いいな、二人」
私たちの会話を聞いた剛斗さんが
へにゃっとした笑顔でわらってそう言った

「だって幼なじみですもん♪」

祐ちゃんの言葉が本当に嬉しかった
この時だけ、祐ちゃんの特別になれるようなそんな感じがした

一人でさっきの言葉に照れてると剛斗さんの言葉が聞こえた

「もしかしてさ、奈緒ちゃんって祐太を追いかけてこの高校入った?」

ドキッ

「へっ?!しょんなこと」

驚いて訂正しょうとしたら噛んでしまった…

「ははっ図星だ(笑)」

剛斗さんの言葉を聞いて顔が赤くなる

「あのぉえっとぉ//」

「奈緒、それ本当?」

もう、逃げられない…

「うん…」


「…まじで!?」