教室に入ると、ほとんどグループができていた

友達欲しいな~なんて思いながら、席に座ると
一人の可愛い女の子が私の方に向かって歩いてきた

「友達にならへん?」

「私?」

「そうそう!ウチ南由利ってゆうねん、よろしく」

「私は藍沢奈緒
よろしくね南さん★」

「由利でいいで★ウチも奈緒って呼ぶし」

「うん!
あのさ、由利って関西弁話してるけど関西人?」

「そやで?最近大阪から引っ越してきたから。関西弁嫌?」

「全然!」

「ほんま?」

「でも、由利が話し掛けてくれてよかった」

「だって奈緒がめっちゃ可愛いからナンパをWW」

「なにそれー(笑)可愛くなんかないよ!」

「可愛いやん!奈緒彼氏とかいるん?」

「いないよー?由利は?」

「ウチは大阪にいるよ」

「じゃあ遠恋なんだ寂しくない?」

「そやけど、毎日電話してるから大丈夫」

「そういうのいいね…実は私ね、」

「ん?」