「剛くんどうすんの?」

放課後、三年生の教室に入り

問いかけた

「…おりたよ」

「え…?」

「最初からおかしかったんだよな…生徒会長の俺がアタマなんてさ」

「でも、いつ?」

「祐太と広樹が俺に気付かせてくれたあの日」

「剛くん…」

「まぁ、めちゃくちゃ殴られたけどな(笑)」

そういって剛くんは顔や手、足に出来た傷を見せてくれた

「痛そう…」

「でもな、これでよかったんだよ」

そう告げて剛くんは教室をでていった。