「剛くん、もう迷わないよね?」 「…ぁあ」 もう大丈夫。 ガチャっっ 「はぁ…はぁ…たっ剛斗さんっ!!」 そして 愛しい人が俺の名前を呼ぶ 「奈緒ちゃん…」 「剛斗さんっ!ごめんなさい私のせいでっっ」 「大丈夫」 もう弱虫じゃない。 ポロッ カラン そう思ったとき ずっと外せなかったペアリングが 落ちた。 「沙季…」 俺 絶対、沙季のぶんまで幸せになるから