これが沙季との最後のキス

沙季は翌日、突然発作を起こして亡くなった

「剛ちゃんは幸せになって」

そう一言つぶやいて

いつも会えるはずの俺の大好きな人は、


突然に行ってしまった。


それも、二度と会うことの出来ない・・・。


遠い遠い・・・場所へ・・・。


後日、沙季のお母さんに聞いた話

沙季は亡くなる一週間前

余命宣告をされていたらしい


沙季の‘ごめん’は
さよなら のサインだった

沙季は最後まで

俺のことを考えてくれていた

俺が少しでも悲しまないようにと。


一人で不安だったはず…

死ぬのが怖かったはず…

一緒にいてあげれなくてごめんな?

大好きだよ…

ほんと言うとずっと…ずっと

一緒に

いたかった…