「雪斗さん…」
後ろから名前を呼ばれた
振り返ると…
「華乃…か?」
かなの妹がいた
かなの漢字は
華奈
よく家に行ってた俺は
華乃とも顔見知りだった
「お前…愛稀をいじめたんか?」
「……………。」
「お前の事許さねぇよ?次してみろ。俺がお前殴るからな」
「……………ッ…雪斗さんはお姉ちゃんを捨ててまで花河さんを…!!??」
「今それは関係ねぇだろ」
「…………っ…」
「愛稀にもう手出すな。好きな奴いんなら、自分で頑張れや」
な?
俺が最後にそう付け足すと華乃は泣きながら
愛稀に謝った。
これでよかったんだよな
そう思ったのは
俺だけだった…