そこには、意外にも
誰もいなかった
「手短かにね」
苛立ちMAXのあたし
「あんたさぁ。大地に関わんなよ」
ひがみか…
「別にあたしから関わった覚えない」
「うざいんだよね。デブのくせに」
「……だから?」
「今度さぁ。大地と話しなんてしたら、机どころじゃないくらい、いじめてやるからね?」
「……華乃はさぁ、告白とかしない訳??」
「はぁ???あんた馬鹿じゃないの。振られたらどうすんのよ」
「オッケーだったらどうすんの」
「…有り得ない」
「…性格はすんごい、ブスだけど…華乃は美人なんだからさぁ。頑張ってみようとか思わない訳?」
「あんたに関係ないっ!!」
「あるから!!!!早くくっついてもらわなきゃ、あたしがいじめられるんじゃん!」
「…しょうがないじゃん!!大地はあんたが好きって屋上で言ってただろ!?」
「あれは友達としてに決まってんじゃん」
「…鈍感だからむかつくんだよお前…!!!!!!!」
「そんな事言われたって…」
「あんた、学校来れなくしてやるよ。」
「よろしく」
華乃がそう言った瞬間
影から3人男が
出てきた。きっと先輩…
怖いよ…
雪斗………