【じゃあ、ハルわ寝まーす…。】



またメールと共に届いた写真。


ハルが目を閉じている写真。

白いブラウスの間からは、大きな胸。




「やべ。」




また変なことを考えてしまう俺。


春子、結構胸あるっぽいんだよなあ…。

こりゃ、男子にモテるわけだな。




【谷間見えてますけどー笑】



写真を見てから、どんどん速くなっていく心臓の音。


春子と会いたい、春子に触れたい。




そんな感情が、どんどん大きくなっていく。


でもそれは、簡単に叶う夢じゃない。

春子はまだ中学二年生。




【バカッ!変態大貴っ!】




春子からの返信を見てから、俺は教室を出た。



夏な終わりを告げる9月の初め。


セミの鳴き声も少なくなっていく。




秋が始まる。







―――春子は本当に俺をみているのか…?