キーンコーンカーンコーン♪




チャイムと共に、俺の目も覚める6時間目。


周りの奴らも自由に会話を始める。



暇な俺は、携帯を開いた。




【大貴~♪授業わ終わった?今日、ハルはトイレで授業サボった~☆】



珍しく届いた春子からのメール。


本文の下に張り付けてあった画像は、春子の自撮りの画像。



『ふ、可愛い。』




クリクリの大きな目と、うるんだ唇。


こんな奴が俺の彼女なんて、俺幸せ者じゃん。

前田にドキッとしたさっきの俺を殴ってやりたい。




「誰それっ!!」




声と共に取られた携帯。


幸せな気分をブチ壊したのは、親友の柿本優斗。




「なにコイツ!?めっちゃ可愛いじゃん!!」




写メを見て大きな声を出す優斗。

そして、俺の顔をニヤニヤと見た。




『な…、なんだよ。』

「コイツ、お前の彼女?」

『…だったら?』

「…ロリコン?」




…は?



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