「ねぇ,成弥どこまでいくの??まってよ。」
アタシは前よりもっと成弥のことが好きになってた。
このころには,お互いのことを呼び捨てで呼ぶようになった。
「ボクらだけが知ってる,秘密基地を作ってさ。"タイムカプセル"うめようよ。」
「"タイムカプセル"??」
「自分の大切なものを入れてうめるんだ。そして,何年後かにあけるんだ。」
「いいね。やろやろ。」
「よし,じゃあボクはこれ!!」
そう言って成弥は2つのお守りをポケットから出した。
クローバーの押し花がついてる
ホワイトとピンクの
お守り。