目を丸くするバインと主人を前に、4人は顔を見合わせて喜んだ。

きっとその洞窟が魔女の館に続く道に違いない。
前も古い伝承の島の神殿に、シーファの故郷へと続く道が隠されていた。
島に起こった異変というのが少し気にかかるが、それは行ってみればわかることである。

そうなったならもうじっとしてはいられない。シーファの気がかりも解消したことだし、今度こそまっすぐにナツナ島へと向かうことが出来る!

バインと主人に礼を言い、ドーザ達によろしくと伝えて4人は店を飛びだした。

針路はまっすぐ南東!いざナツナ島へ!
マシュー号の帆が、風を受け、大きく膨らみ、ミチモラ島に別れを告げた。