「人魚の伝説以外にはそういう話しはないの?」
ニーナが聞くが、バインはさてなぁ、と首を捻るばかり。と、おかわりを持ってきた店の主人がそういえば…と口を開いた。
「ナツナ島に不思議な洞窟があるって話しだ。」
「不思議な洞窟?おじさん、その話し、詳しく聞かせて!」
「あ、ああ。
それは島のどこかには確かにあるんだが、詳しい場所は誰も知らないんだと。
大昔は神様のご神体を奉っていたらしいんだが、ある時、島の人々に異変が起こり、災厄を防ぐために封印されたとかなんとか…と言っても、それも島の古い文献にちょろっと書いてある程度のおとぎ話みたいなものだがな。」
「それだ!」
椅子を蹴倒すほどの勢いでリュートが立ちあがった。
ニーナが聞くが、バインはさてなぁ、と首を捻るばかり。と、おかわりを持ってきた店の主人がそういえば…と口を開いた。
「ナツナ島に不思議な洞窟があるって話しだ。」
「不思議な洞窟?おじさん、その話し、詳しく聞かせて!」
「あ、ああ。
それは島のどこかには確かにあるんだが、詳しい場所は誰も知らないんだと。
大昔は神様のご神体を奉っていたらしいんだが、ある時、島の人々に異変が起こり、災厄を防ぐために封印されたとかなんとか…と言っても、それも島の古い文献にちょろっと書いてある程度のおとぎ話みたいなものだがな。」
「それだ!」
椅子を蹴倒すほどの勢いでリュートが立ちあがった。