ナツナ島の南西部分に当たる場所は、他の所より木々がうっそうと茂り、進んで行くうちに光は遮られ、森の様相へと変化していった。
足元の草も確実にその量を増やし、苔類が地面を覆っているので、滑りやすくなっていた。
そんな森の中をニーナ、リュート、シーファの順で進んでいた。
「わぁっ!」「ちょ…っ、押すなっ。」
苔に足を取られて、リュートの背中にぶつかる。少しでも気を抜くと転んでしまいそうだ。
「大丈夫か?なんなら手を貸す…」
「それ以上近づかないでっ!!」
3人から10歩以上先を、ダートンとバンズの2人が歩いており、シーファの声にダートンが足を止めて、手を差し出して見せた。
が、シーファは聞き終わる前に、手のひらを向けて、彼を拒否した。
リュートに至っては、前を見る事すら出来ないでいる。バンズが熱い視線を送っているからだ。
足元の草も確実にその量を増やし、苔類が地面を覆っているので、滑りやすくなっていた。
そんな森の中をニーナ、リュート、シーファの順で進んでいた。
「わぁっ!」「ちょ…っ、押すなっ。」
苔に足を取られて、リュートの背中にぶつかる。少しでも気を抜くと転んでしまいそうだ。
「大丈夫か?なんなら手を貸す…」
「それ以上近づかないでっ!!」
3人から10歩以上先を、ダートンとバンズの2人が歩いており、シーファの声にダートンが足を止めて、手を差し出して見せた。
が、シーファは聞き終わる前に、手のひらを向けて、彼を拒否した。
リュートに至っては、前を見る事すら出来ないでいる。バンズが熱い視線を送っているからだ。