「なんで香の事は‘香さん’って呼ぶのに俺は‘組長さん’なの?」


「…」


えっと…
隣の香さんとドアの近くに立っていた林さんも固まっちゃったよ。なんて言えば良いの?


「あの…えっ…と」

目の前で首を傾げて見つめている組長さん


「美帆ちゃん、俺の事‘光明さん’って呼んでね」