「私の名前は桜 有姫」
「じゃあ有姫でいいか?俺は翔でいいよ」
「うん…。」
するとおばさん達の声が聞こえてきた…。
「あの子でしょ?…捨てられた子って…かわいそう…」
「そうよ…子供を捨てるなんて…」
「親は何してるのよ…。」
私は腹がたった…言われた事に…
私はおばさん達に言い返した…。
「私かわいそうなんかじゃないもん…。両親いなくても平気だもん。私の事何も知らないのに好き放題言わないでよ。」
私は園内を抜け出して泣きながら公園をに向かった。
「なぁ…おばさん…もうちょい立場考えなよ…いい大人が…。」
そう言い残し翔は私を探してくれてた…。
「どこだよ…有姫〜…」
「いた。…」
「ちょっと待てって…。」
「なんで探すの?どうして…」
「決まってんだろ…友達だからだよ…。」
「…。私なんか居ないほうがいいんだ…。」
「馬鹿か…お前…でも…俺は会えて良かったって思う…居ないほうがいいなんて言うな…。」
「…」
「なあ…話してくれないか?お前が抱えてること…。」
「私は捨てられたの…。本当の両親に…。仮の母親にはね…私の本当の母親は私を育てきれなくなって私を捨てたって聞いてる…。」
「そうだったのか…。俺が大きくなったら俺が有姫守ってやるから約束な…。」
そう言ってたよね翔…。
「ん?何だよ…笑って…。」
「別に…。」
「変な奴…」
そう言って翔は笑っていた…。
「懐かしいな…。」
翔はそう言いながら公園に入った…。
「……そうだね。」
「…」
夕方が近づいて…家に帰る時間になった…
「じゃあまた明日…学校で会お…そろそろ帰らないとお母さんに叱られるよ…。」
「ああじゃあな…明日始業式だから遅れんなよ…。」
「うん。」
そして…翔と家の前で別れて家に帰った
−次の日−
携帯のアラームが鳴った。
「…うーん…」
7:00に目を覚ました。
学校に行く準備をしリビングにいくと弟もお父さんもお母さんも家にはいなかった…。
お母さんはお弁当を作っていてくれた…机には手紙が置いてあった…。