届いてたかな?

分かってるよ…届かない事くらい…

私の事幼なじみ程度にしか思ってない

ことくらい…でもね…気づいた時には…

君のこと好きになってたの…

今でも大好きだよ…

私の名前は桜 有姫 高校二年…
「起きなさい有姫…」
「うーん…」
「翔くん待たせてるんでしょ?」
早乙女 翔私と同じ高校で幼なじみ…

「なんで…知ってんの?」
「昨日.電話で聞こえてきたのよ…」
「さっさと着替えて行きなさいよ…」
「お母さん…お父さんは?」
「いないわよ…」
「どこにいったの?」

「さぁね…」
お母さんはリビングに戻り弟の櫂の相手をしていた。

私は直ぐに着替えをして.待ち合わせ場所に行った…。

−10分後−
「ゴメン…寝てた…」

「おせーよ…」

「ってか翔が誘ったんじゃん…。」

「まぁ…いいけど…行くぞ。」
翔は私を家に招待してくれた…。

「いいの?」

「何がだよ…。」

「ううん。なんでも」

「なんだよそれっ」
翔は笑いながらそういった。

「着いたぞ。」

「やっぱり新築だったの?」

「なんで俺が嘘つかないといけないんだよ…」

「そんなに怒んないでよ」

「ゴメン。」

「いいよ。もぅ…」
私は気を取り直して翔に言った。

「中入ってみるか?」

「えっ?いぃの?」

「いいよ…。」

「マジ…」
そう言って中に入った

「暇だな…。ちょっと公園でも行くか…」

「うん…」

私と翔は公園に向かった。

「懐かしいね…。」

「そうか?…」

「そぅだよ」

ここには沢山の思い出がある…翔と私の思い出が…。

私達がまだ幼い時の話…。

私の父親と母親は二人いた…。
私が小さいときに母親は私を育てきれなくなって捨てたってきいてる…。

わたしが四歳になって翔に会ったのはその時だった…。

ある日わたしが一人で遊んでいたら翔が話かけてくれた…。

「お前…隣に住んでる奴だろ?」
「う…うん。」
「俺の名前は早乙女翔ってんだお前は?」