午前七時。
ベッドの側の棚に置いた、目覚まし時計がけたたましく鳴った。
まだ眠りの世界から抜けきれないあたしは、布団を被ったまま右手だけを伸ばし、それを止める。
そして、目覚まし時計ではなく肌身離さず持ち歩いている携帯電話を開いた。
寝る時ももちろん、充電したまま自分の隣に置いているのだ。
携帯の無機質な画面はあたしを無表情に見つめ、そこには誰からのメールも着信もなかった。
いつもの事だった。
ベッドの側の棚に置いた、目覚まし時計がけたたましく鳴った。
まだ眠りの世界から抜けきれないあたしは、布団を被ったまま右手だけを伸ばし、それを止める。
そして、目覚まし時計ではなく肌身離さず持ち歩いている携帯電話を開いた。
寝る時ももちろん、充電したまま自分の隣に置いているのだ。
携帯の無機質な画面はあたしを無表情に見つめ、そこには誰からのメールも着信もなかった。
いつもの事だった。