「…て、いるじゃん。」



目が合った。



ドキッ…




なによなによ。なにドキッ♥とか



なっちゃってんのよ。




萩は、それだけ言ってイスを引いた。




その時…




カンッ…。




缶ジュースが手から落ちてきた。




『はい。』




「それ、お前の。」




『え?』




「さっきはごめん。

 それ、お前が好きだったやつ。」




『オレンジジュースなんて何年前よ。』




「うるせぇ。文句言うな。」




『っていうか、ジュースだけで許すかよ。』




「は?」




『…ぷっ。俺様口調ってしゃべると

 きもいね。』




「黙れ、ブス。」




今日わなにかとおもしろかった。




こんな毎日が、続けばいいって




思ってた。