「おいー日直わ掲示物はっとけよー。」



「蘭ちゃん、俺らだよ。」



『ぇーめんどくさい。』



「がんばって昼休みで終わらそ。」



『うん!』




「萩ー真面目みやれって。」




「うーん。」



さっきから、階段のしたにしゃがんで




女子のパンツを見てるらしい。




「おー美貴ちゃん、今日もTバック?」




「やだー見ないでよぉ」




「見えるんだもん。しゃーないじゃん。」




「もぉ、バカ♥」




全く。もう他クラスの女子とも




仲良くなってたんだ。




…あれっ、雄一くんが置いてくれた画鋲が



届かない。




思いっきり背伸びをした。




その時……




「おっ♥蘭ちゃんピンク♥」




え?




「うわー萩だけずるい。」




スカートめくられてるし。




のぞかれてるし。




『キャー!ばかじゃないの?!』




「お前にばかなんて言われたくない」




『もー恥ずかしいよ…。』




ペタンと座り込んでしまった。




「女ってめんどくせ。」




あんたが悪いんじゃん。




心の中で言った。