「やっぱ、早かったね」
時計をみると待ち合わせ時間の30分前…
「でも、もう行きます」
「うん、気をつけてね。楽しんでおいでね」
キイさんと別れて待ち合わせ場所目前で足が止まる…
時間まで早いのにもう磨梛抖は来てて
その横には賢くんと瑞梨がいる
「慄梛~!!」
「瑞梨…」
「心配したんだよ?」
「どうして、ここに?」
「無理に聞いたの“知ってるんでしょ?”って…
だけど、他の人には言ったりしてないよ」
磨梛抖に目を向けると気まずそうに横を向いて目を合わせてくれなくて
「だから、磨梛抖くんを責めないでね?
あたしと賢が勝手にしたことだから」
「ううん、ありがと…」
本当は磨梛抖がわたしの為を思って瑞梨を呼んだんだって解った
「磨梛抖いつまでもそうしてねぇで来いよ」
「ごめんな、勝手に…」
きっと磨梛抖は迷いに迷って呼んでくれたのが解ったから
「ううん、嬉しかったよ。ありがと…
賢くんも瑞梨も来てくれてありがと…
黙っていなくなって本当ごめんなさい…」
「いーの、いーの♪
こうして、また会えて話したり出来る訳だしなぁ?」
「結果が良かったから
だから、もうなにも言わずにいなくならないって約束してね…?」
「うん、約束」
「泣くなよ」
「はい、しんみりモード止め!!
今回は水族館楽しもう、ほら行くぞ」
「ちょっと賢」
「慄梛行くぞ」
磨梛抖はわたしの手を引いて2人のあとをおいかけた
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