翌朝、磨梛抖と2人でチャペル近くの海に来た
「夏だったら気持ちいだろうな」
「本当だね」
砂浜に座って波音をたてる海を眺めてると
「ねぇ、慄梛はさ……」
「うん?」
「今、幸せ…?」
「うん、幸せだよ。どうして…?」
「いや、いいんだ…」
「磨梛抖は幸せ…?」
「今は、幸せかな…
隣に慄梛がいてこうしてなんかかしら話してたり出来てるしな…」
そう言いながら、遠くを見つめて磨梛抖は
「もう一人で抱えんなよ。頼れよ、約束するから…
一人で勝手に決めて行動しないって約束する…
俺には慄梛がいなきゃ意味がないんだよ…」
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