「まぁ、裕也と愛結を恋人にさせたのは俺だし自業自得ってやつしょっ
今は、ただ2人には幸せになって貰わないと
困るけどな」
「櫟玻、辛くねぇーの?」
「んー、辛いよりバレたら恥ずいから、みんなには内緒な?」
首を縦に振ると安心したように息をそっと吐いた
そして、最寄り駅に着き乗り降りする人が溢れる中、俺たち2人は無事に降りることが出来た
「すげぇ、人だな…」
「この時間はちょうど、ラッシュ時だしな」
「磨梛抖ー、櫟玻ー」
改札を抜けると賢たちが待っていて、
そのまま俺の家に直行することになった
「で、どうだった?」
「20件近く回ったけど、有力な情報はなかった」
「そっか、俺らもそんな感じだったな…」
「また、明日も頑張ろよ」
「その為には受験勉強も頑張らなきゃね」
「せっかく櫟玻のお父さんが手続きしてくれたんだしな」
退学届けが受理された日櫟玻のお姉さんが掛け合ってくれたみたいで編入試験を慄梛と一緒に受けさせてくれると話をつけてくれたらしい
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