車を走らせること20分


「久しぶりに来たね♪りっちゃん覚えてる?」

「初めて、真妃さんと碧兎さんと出逢った所…」




ついた場所は、初めてりっちゃんと出逢った
海…


「あの日ね、近くのチャペルに碧兎と来た帰りにここに寄ったんだ
ここに寄らなかったらりっちゃんと出逢えて
なかったんだね…
ほんと、良かった…
りっちゃんと出逢えて」

「あ、ゎ、わたし、ずっと不思議に思ってたんです…
どうして、碧兎さんも真妃さんも見ず知らずの
わたしを何も聞かずに…優しくしてくれたり
するのか…
真妃さんだけじゃなくてキイさんもみんな…」



初めて聞くりっちゃんの胸のうち…


「わたしのお父さんは誰であろうと、助けようって人で…
言えないことがあってもいつかは、必ず話してくれるだろうって信じる人なの、わたしとかは初めは疑ったり、この人大丈夫かなって思ったり、何があったかを聞いたりしてたんだけど、りっちゃんの時は違ったの、なんか良く解らないんだけど、この子は絶対助けなきゃって、思って…」



わたしのあいまいな話しをりっちゃんは真剣に聞いてくれて



「ありがとうございます
真妃さんたちに逢わなかったら、わたし駄目だった」





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