「…閉めてないです」
「戻って閉めて来よう」
「りっちゃん、電話しよう
もう、戻る気がないなら電話して、もう一度、元の生活に戻るなら行く
りっちゃんが好きな方を選んで」
真妃さんは携帯を差し出し、走っていた車を道横に停車し、わたしの答えを待っていた…
「そんな無茶苦茶な選択肢なんて無謀だろ!!
りっちゃん、家に戻って鍵だけでも閉めておいで俺も一緒に行くし」
「ばか」
「なっ!!」
「ここでりっちゃんに選ばしてあげなきゃ
意味ないじゃない」
碧兎さんも真妃さんも考えて意見がぶつかり、
だから、わたしは…
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