「………………」
キイさんが真剣な顔になってから10分…
「あ、あの…」
「しっ、キイちゃんが真剣な時に話し掛けたらダメなの」
それから、また10分15分が過ぎた
「りっちゃん」
「キイ、さん…?」
「いいづらいんだけど、りっちゃんがここに来る前までの生活に終止符をうってきて?」
「うたないとダメなんですか…?」
「なんとも言えないけど、早く解決したほうがいいと思う…
男の子が探してるよ、だから早く解決しよう?これからのためにも」
「キイちゃん?」
キイさんは言いづらそうに口を開き真妃さん達はわけが解らないとでも言うような感じで、わたしはただただ驚きがかくせなかった…
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キイさんに占ってもらってから一週間…
わたしは、もう二度と戻って来れないと
思ってた家の前に立っていた…
家の明かりはすっかり消え、シーンと静まる
夜中…
音を立てずに家に入り懐かしい香りが鼻を
くすぐる…
思わず、“ただいま”の4文字を叫びたくなった
その気持ちをぐっと堪え片付けられてしまったかも知れない自分の部屋へと足を向ける…
―パッタン…―――
小さくそんなドアが閉まる音が響き
薄暗い部屋を見て思わず涙が落ちた…
でていった日から時間が止まってたかのように総てがあの日のまま…
手紙やスマホはないけど、それ以外は総てそのまま…
毎日掃除丁寧に掃除をされているみたいで
ホコリ一つなく綺麗…
―お母さんが毎日綺麗に掃除してくれてるんだ…
わたしがいつ帰ってきても生活出来るようにしてくれてたんだ…――
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