「とにかく、少しだけそこの公園で話そ?」
磨咲飛の提案に頷くと近くの公園のベンチに座り磨咲飛は公園の自動販売機飲み物を買ってきてくれた…
「ん、慄ねぇーこれ好きだろ?」
「…ありがと」
「いーえ」
わたしの隣に座り泣いてることについては
なにも聞かずに
「今日さ、部活でめちゃしごかれてさ…
もう筋肉痛だな、明日」
「………………」
「慄ねぇーの泣き顔、俺は綺麗で好きだけどさ
兄貴はぜってぇー笑った顔のほうが好きだぜ?
理由は聞かねぇーけどなんかあった?」
と、磨梛抖より若干声のトーンは高いけど優しく磨咲飛は言った…
「ふふっ」
「んだよ///なんで、笑うんだよ//」
「だって、磨咲飛“理由は聞かない”って言ったのに“なんかあった?”って結局は理由を言うってことでしょ?」
「せっかく心配したのにもう慄ねぇーなんかしらねぇー」
ぷいと顔を背けるけどほんとに磨咲飛は心配してくれてるのが解ったでも、今はその優しさに甘えそうで本音をいつ滑らせるか解らなくて出来るだけ気づかれないように無理な言い訳を考えてた
「で?なんで泣きながら歩いてたの?」
「それは…、決まってるでしょ?
帰りにね、瑞梨たちと映画を見てきたの
それで感動しちゃって」
「それ嘘だね」
精一杯の嘘なのに…
一瞬にして磨咲飛に見破られた…
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